おとんさんが、高松市内で鍾馗さんを見つけた。
あるあるという話は聞いたことがあるものの、
香川県で実際に見つけられたのはおとんさんが初めて。
快挙です。
私もかつて徳島県で鍾馗さんを見つけたが、
それはかなりの偶然が重なった結果。
2005年春、まだ今のように鍾馗さんに狂う前、
四国東半をぐるりと回った際のこと、
脇町、貞光と古い町並みを歩いたあと、
池田に向かってレンタカーを走らせていて、
国道から斜めに分かれていく、
「いかにも」な道を見かけた。
こういった道は旧道の名残りで、その先には
古い町並みが残っていることがある。
ちらっと見えた町も重厚な雰囲気を感じさせるものだったので、
予定外だけど気まぐれを起こし、
引き返して少し歩いてみることにした。
町の名前は井川町辻(現三好市)
規模は小さいが、期待に違わぬ良い町で
特に瓦へのこだわりが強いようで色々な飾り瓦があり、
当時、特別な関心がなかった自分も、屋根瓦を何枚かの写真に収めている。
そのうちの一枚がこちら。
おとんさんが高松で見た家のように、
にぎやかに色々乗っかっているが、それほど気にすることなく
パソコンに収めてそのままにしていた。
ほどなく、この通り鍾馗狂いになってしまってから
少し前の写真を順に見返していて、右上端の物体に気がついた。
「★☆ 鍾馗か?! ☆★」
この旅の後、四国でも多少鍾馗探しをしてみたものの
ひとつも見つかっていなかったので、
見た目は鍾馗さんの可能性が高いように思えるが、
どうも半信半疑である。
結局、2007年にはるばる日帰りで再訪して、鍾馗さんであることを確認した。
残念ながら町内に他には見つからなかった。
【所在地】 徳島県三好市井川町辻
【発見日】 2005/4/29
【撮影日】 2007/3/17
【整理番号】 0740BX
【発見数】 1
よりぬき
それにしても撮影時は全然気にしていなかったのに、
よくぞ写ってくれていたものである。
1.たまたま寄り道した。
2.(おそらく一体しかない鍾馗が)
たまたま撮った写真の隅っこに写った。
3.それを後になって再発見した。
これだけ偶然がかさなると、
不信心な自分も「縁」を感じてしまう。
きっとこの鍾馗さんが呼んでくれたのだと思っておこう。
(ちょっと意図的に文体変えてみました。どんなもんでしょうかね?)
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