奈良県ではよく目にしますが、他では一体も見つかりません。
これは意外に珍しいこと。
交通が発達してからは、窯元や瓦屋さんの商圏も拡がり
基本、地域に根ざした商売をしていても、引き合いがあれば
隣県へ出向くことはやぶさかではないはずで、
偶然なのか、途絶えたのが古いのか。確かめようもありません。
(橿原市北八木町)
こちらが大部分を占める標準タイプ。
(五條市今井)
これは標準タイプの変り種で鬼瓦と一体焼成。
へら跡もやや派手。一品ものです。
(王寺町本町)
こちらは別タイプでややずんぐりむっくり。
(川西町唐院)
ずんぐりタイプのバリエーション。
胸に
「九字」を切っています。一品ものです。
(橿原市高殿町)
これもずんぐりタイプのバリエーション。
細部意匠が違っていますが、基本スタイルは同じ。
一品ものです。
(五條市須恵)
これもずんぐりタイプのバリエーション。
一品ものです。
これら細部の違いは型から抜いたあと、
職人さんがへらを片手にいろいろ工夫した結果。
瞬間芸みたいなもので、無数のバリエーションが存在します。
気にし過ぎてもきりがないし、なるべく尊重して区別してあげたいし。
悩ましいところです。
�セコメントをする