今年の猛暑は私の鍾馗探索にも多大な影響を与え、
得意とする、ひたすら歩く探索は6月中旬の梅雨入り以降、
ほとんどできていません。
昨日も予報は猛暑日でしたが、しびれを切らして決行することにしました。
名鉄 上横須賀駅から西尾駅まで、あっちこっちふらふらしながら
25km、5時間歩く予定。
愛知県は鍾馗の分布域が広く、灯台下暗しでまだ未訪地を多く残しています。
今回探訪するあたりも、田園風景の中に明治・大正期以前からある農村集落が
点在し、周囲の探索結果からも多少の発見は期待できそうな地域です。
ここのところ朝夕は多少秋めいてきていたのですが、
この日は朝の7時から結構暑いな〜。
10分くらい歩いただけで結構汗をかいてきたぞ。
日射しは容赦なく照りつけ、歩きながらも少しでも日陰に入ろうと、
ちょっとした家の陰、木陰を縫うように歩いていくのですが、
こういうとき、田んぼ道はさえぎるものがなく、過酷です。
鍾馗さんは多くはないもののコンスタントに目にします。
あまり珍しいものは見つからないですが、これは愛知県では仕方がないこと。
この三河地域に瓦鍾馗の風習が普及したのは、
他の地域に比べ最近のことのようで、あまり古い鍾馗さんはないのです。
鍾馗の産地を近くに控えていながら、これは不思議なこと。
(吉良町駮馬) まだらめ:難読地名ですね
昼が近づくにつれ、日射しは一層強くなり、
悪いことに水分補給するためのコンビニはおろか、
自販機一台見つからない・・田舎だぁ〜
こうなると疲れが一層増し、しばらく歩いてようやく自販機を
見つけたときにはほっとすると同時に、既に気持ちが萎えてます。
これではただ行程どおりに歩を進めているだけで、
鍾馗さんを見つけるのに必要な集中力も注意力もゼロですから、
結果は自明。見つかるものも見つからない。
西尾のひと駅手前の福地駅付近まで来たとき、
これ以上先に進む気力は失せており、
ぼんやりと駅のベンチに腰掛けて、電車を待つのみでした。
この日は残念ながらあと3kmを残し、酷暑に敗退。
発見した鍾馗さんは16体、最高気温は35.9℃でした。
早く涼しくならないかな〜
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