八幡系 (20) 量販された末弟
2010-10-09


禺画像]
(竜王町山之上) 髭の毛彫り:ほとんどない

この鍾馗さんも典型的な八幡系の特徴を備えていますが、
量産型で、これまで20体以上を発見しています。

もちろん型で作られていると思われます。
最後の仕上げのへら跡の違いで、
下のような微妙なバリエーションが
いろいろありますが、まあ、誤差の範囲です。

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(竜王町山之上) 髭の毛彫り:細かい

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(近江八幡市上田町) 髭の毛彫り:中間


せっかく巴瓦をまたげるよう、くぼみが作ってあるのですが、
他の八幡系のように大棟端の鬼瓦として置かれているものは
あまりなく、3体ほど見ただけ。他は上ののように
棟や軒に普通に置かれています。

禺画像]
(東近江市五個荘塚本町)

珍しく棟端に置かれたケースを見てみると・・
巴瓦のサイズに対して小さすぎて、収まりが悪いですね。

原型作成者の設計ミスだな(^^;


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