やっぱ変だ!
2011-02-24


伊賀上野でひときわ変な鍾馗さん。
禺画像]

このブログでも、博物館でも、みちくさ学会でも紹介してきていますが、
今回の再訪でも健在でひと安心。

でかい顔にアンバランスな細い身体。
妙に胴が長くて、むき出しの脚はずいぶん低いところからぬっとでています。
走っているようにみえますが、脚の向きと身体の向きは合ってなくて
横走り状態。

左手は振り上げているように見えますが、右手の状態は不明。
何のポーズなんだろう?

ということで、横から見たところを写してきました。

禺画像]

左手は頭の上に振り上げています。

禺画像]

ありゃ、右手も同じように振り上げていた。

禺画像]

これは以前の写真ですが、改めてみてみると確かにオーバースローで
振りかぶった投手のよう。
握った両手の前にあるのは刀の鍔?
ということは刃は手前に向かって突き出ていたのか?
勢いをつけて正面の敵に刀を突き立てる瞬間でしょうか。

現在の雰囲気には似合わず、ずいぶん物騒なポーズだし、
そんな鍾馗さん、他に見たことがないなあ。

やっぱりこの鍾馗さん、謎めいて面白い。

[鍾馗学]
[三重県]
[収蔵室−三重]

コメント(全2件)
コメントをする


記事を書く
powered by ASAHIネット