2012/11/3 武豊町
2012-11-06


11月3日はミニ探訪。
愛知県武豊町を1時間ほど歩きました。
JR武豊駅から名鉄上ゲ駅の間のエリアです。

ほとんどは既知のよくある鍾馗さんでしたが、
1体、この辺りだけで見つかる手びねり鍾馗さんの#003を発見。

禺画像]

折りしも陽が傾きかけて、上半身だけ陰になる難しい条件でしたが、
なんとか写りました。

この鍾馗さん、博物館では#003として分類している鍾馗さんで
これが10体目の発見。ひと目で兄弟とわかる、とても個性的な鍾馗さんです。

禺画像]

兄弟を勢ぞろいさせてみました。拡大でご覧ください。

発見日と発見場所

(上段左から)
@ 2005年9月10日 武豊町
A 2007年2月10日 鈴鹿市若松西
B 2007年7月7日 武豊町
C 2007年7月15日 常滑市西之口
D 2007年11月18日 常滑市熊野町
(下段左から)
E 2008年1月26日 半田市有楽町
F 2008年1月26日 武豊町東大高
G 2008年3月1日 半田市有楽町
H 2012年8月11日 常滑市古場町
I 2012年11月3日 武豊町上ケ

素朴ながら、ポーズにも変化がつけられていてとっても楽しい。
Gなどは”見返り阿弥陀” みたいで、
鍾馗さんでこんなポーズをしているのを他に知りません。

残念ながら、@とEは建て替えで消滅してしまったので、現存は8体。

禺画像]

知多半島中央部に点在していますが、1体だけ伊勢湾をはさんだ対岸の
鈴鹿市若松で見つかっています。

伊勢湾を船に乗って運ばれていったのでしょう。
かつての海上交通の繁栄を想起させる、興味深い分布です。


[探訪記]
[愛知県]
[収蔵室−愛知]

コメント(全0件)
コメントをする


記事を書く
powered by ASAHIネット