伊賀上野は鍾馗好きにとっては「聖地」。
量産品が少なく、目にする鍾馗さんの多くが他の地域には見られない
独特の個性を持っています。
現在は大合併で周辺農村部も含めて広い市域になっていますが、
旧上野市中心街は1km四方くらいとこじんまりとしていて
随所に鍾馗さんが見られるので、私もこれまで四回ほど訪問しています。
今回は一日中この市街地を隅々まで、歩き回ってきました。
22kmほど歩いて、新しく見つけた鍾馗さんは11体でしたが、
現存を再確認した鍾馗さんが41体。
なにより良かったのは、失われた鍾馗さんが一体もありませんでした。
先週の近江八幡では7体もの鍾馗さんが所在不明だったのに比べると
これはすばらしいことです。
上野西大手町
町割りが入り組んでいて、金伝寺に向けて置かれる、
胴の「ゆ」の字が特徴で、こちら
#1123に分類予定。
上野忍町
上野田端町
古い道のL字カーブの家に置かれた、典型的な突当り鍾馗さんです。
この鍾馗さん、広げた左手には手相があります。
さらに手のひらには縦横三本づつ、格子模様が彫られています。
「九字を切る」まじないで縦
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