奈良に探索に出かけるのは今年の二月以来。
鍾馗さんを追いかけ始めた頃は毎週のように出かけていましたが
一年近くも間が空いてしまいました。
開発が進んでかつての面影は失われたといいますが、
それでもゆるやかな山並みに囲まれて長閑な集落が点在する奈良盆地にいると
ヤマトタケルが「青垣山籠れる大和しうるわし」としのんだ気持ちが
分かる気がします。
今回は橿原神宮前駅を起点に橿原市一町→御所市柏原→
高取町市尾→高取町清水谷→橿原神宮前と反時計回りに一周、約30kmの
コースを歩くことにしました。
ほとんどは再訪地で、旧知の鍾馗さんは元気だろうか?という軽い乗りで
あわよくば新しい出会いがないかな。
幸い微風快晴、気温は低いものの探訪には絶好のコンディションに恵まれました。
(橿原市鳥屋町)
以前に訪れた際、鳥屋町の高松寺の隣で
こちらの鍾馗さんを
見つけたのですが、お寺の境内に入らないと正面から見えません。
その日は門が閉まっていたためあきらめ、今回再訪してみたのですが
やはり門が閉まっていました。
肩を落として次へ向かおうとしたところ、お寺の裏に上の鍾馗さんを発見しました。
激しく逆光なのが残念ですが、鬼の手をつかんで大きく口を開いた憤怒相。
リアルな鍾馗さんです。
(橿原市鳥屋町)
さらに同じお宅の軒部分にはこちらの鍾馗さんもいました。
遠くて逆光、しかも斜めと悪条件が揃ってしまいましたが
(橿原市川西町)
橿原市川西町も再訪。前回はお寺の周りだけ歩きましたが、今回、お寺とは
全然関係なさそうで突当りでもないところでこの鍾馗さんを発見しました。
(橿原市川西町)
さらに一軒おいた隣のお宅にも。これも
#234の仲間です。
この仲間は手作りらしくひと目で兄弟と判りますが、みんなどこか違っていて
見つけると嬉しい鍾馗さんです。
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