今回のツアーで目にした鍾馗さんを勢ぞろいさせました。
類似の鍾馗さんが複数ある場合はひとつにまとめています。
わずか二日の成果。
もうおなか一杯という感じ、お分かりいただけるのではないでしょうか。
全部で50体を記録して、とりあえず分類してみたところ、30種に分類できました。
他地域に比べて量産品が少なく、型物も少ないためご覧の通りの賑やかさです。
中信地方の鍾馗さん分布図です。
左は2011年1月時点、右が現在です。
わずかに点在するだけだったものが、松本盆地では非常に賑やかになりました。
特筆すべきは長野自動車道沿いの地域で、松本から長野にかけて、
ほぼ分布が連続してきたこと。
ここは善光寺西街道と呼ばれる松本方面から善光寺への参詣道として
賑わった旧街道沿いの地域です。
これまで、長野市南方の丹波島宿だけにまとまって鍾馗さんが見られることが
謎でしたが、こうして見ると南から街道沿いに伝わっていった様子が
強く想像できるようになってきました。
ひとえにさんろくさん+naoさんが地道に調査されてきた成果で、
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