2010年1月11日の記事を一部改訂しました。
このブログを見て鍾馗さんに興味をもっていただいた方から、
「気になって民家を見てみるのだけれど、なかなか見つからない」
というコメントをいただいたことがあります。
そこで、今回はどこに鍾馗さんが置かれるのか
基本パターンを図示しますのでご参考にしてください。
拡大画像でご覧ください。
@一階の屋根(小屋根)
京都の鍾馗さんは大部分がここ。
この写真でもありますね。
A大棟(二階の屋根)
棟瓦の上に直立させる場合と、
棟瓦に立てかけるように置く場合とがあります。
愛知、岐阜はここが主流。
三重、滋賀、奈良、大阪では@Aが混在しています。
町場では@、郊外ではAが多い傾向があります。
街中では家屋が密集していて、大棟の上は見えないですからね。
B大棟の端
あまり多くないですが、ここにある鍾馗さんは珍品の可能性大。
C入母屋の破風
切妻屋根の場合もこの位置に置かれることあり。
ここにあるのはお寺鍾馗がほとんどで、正面にお寺があります。
D玄関
以前は「ここはめったにありません。」と簡単に片づけていましたが、
地域によってはかなり見られるようです。
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