西尾市寺津町は西尾市の西郊で三河湾にも近く、
古くから農業・漁業の他、製塩も営まれていたようです。
町並みは農村の趣きで、あまり漁村の雰囲気は感じられません。
このあたりの鍾馗探訪は3回目、周辺の巨海町、刈宿町なども歩きました。
国道247号線で町内を北上すると、道路が緩くカーブする突き当りに
寺津神社の鳥居が鎮座しています。
ランドマークとしてとっても印象的です。
新種の発見はなく、再録が中心となりました。
寺津町内でこの二体を記録しているだけの珍しい鍾馗さんです。
こちらもこのあたりに分布が限定される珍しい鍾馗さんです。
左二つが寺津町、仲が刈宿町で発見。右は少し離れた蒲郡市の鍾馗さんですが
他には西尾市内に二体見つかっているだけです。
#0089は各地でたくさん見つかる量産型ですが、今回寺津町で見つけた鍾馗さん(左)は、標準型の右のタイプに比べて野暮ったい印象です。
常滑市大谷の一体に続く二体目の発見です。
これらの鍾馗さんは型で取った後、
職人さんがひとつひとつヘラで修正/仕上げをしたのだと思われ、
シルエットは同じでも表情などは一体々々、結構違っています。
ちなみにこのあたり、鍾馗さん以外にもみちくさ系のお楽しみがいろいろあって
常福寺大仏
常福寺の大仏(刈宿町)
像高 7m 台座込みだと14m
昭和三年の建立
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